〜「親子」って何だろう。親子の問題を人文学・社会科学から取り上げて「幸せな親子」への道を探します。誰にでも届く言葉で語るシンポジウム。親子を考えたい全ての人に。〜
「子育ての海を渡る海図」
誰でも、自分の子どもには幸せになってもらいたいと願うもの。そう願わない親はいないのではないでしょうか? でも、子どもを育てるのはそう簡単なことではありません。そのことも親なら誰もが実感するところ。なぜなら親子問題の背景には、単にその親子だけの問題ではなく、受験やいじめなど子どもを取り巻く厳しい社会状況や、親自身の置かれたストレスの多い環境などさまざまな原因があるからです。
どうすればいいのか、と悩む全ての人たちに、子育ての海を渡るより良い海図を手に入れてもらいたい。そう願って、人文学・社会科学の研究者たちがそれぞれの専門から「親子問題」について考えます。
第一部は、子どものカウンセリングの現場、親子をめぐる現在の社会状況、日本人が当たり前に受け入れてきた親子・子育ての深層、現代思想における親子問題について、各研究領域からアプローチします。
第二部は、登壇者全員による対話です。研究者とはいっても子育ての正解を知っているわけではありません。その研究者たちがお互いの発表を聞いて、その場で一緒に悩み、一緒に考えていく、シナリオも着地点もないライブの対話を展開します。
正しい海路はどこにもないかもしれないけれど、ここで私たちと一緒に考えていけば、きっと今よりも晴れた親子の航路が見つかるのではないでしょうか。
シンポジウム「親子を考える。」
第一部 親子の問題を考える
part 1 親子たちの現在
14:00 土井隆義 (筑波大学/社会学)
フラット化する親子関係の陥穽 ─ ユートピアからノスタルジアへ
14:15 岩宮恵子 (島根大学/臨床心理学)
家族みんなで思春期 ─ カウンセリングの現場から
14:30 松島みどり (筑波大学/経済学)
人間関係の計量経済学
part 2 親子の深層に潜むもの
14:45 徳丸亜木 (筑波大学/民俗学)
紡がれるオヤコのつながり
15:00 板東洋介 (東京大学/日本思想)
日本思想の中の親子観
15:15 五十嵐沙千子 (筑波大学/現代思想)
「幸福な親子」とは
第二部 親子の問題をめぐる対話
15:35-17:00
土井隆義、岩宮恵子、松島みどり、徳丸亜木、板東洋介、五十嵐沙千子
主催 : 筑波大学人文社会系社会連携推進室
**参加対象 : 親子の問題を考える研究者、一般の方、生徒・学生の家庭や親子問題について理解を深めたい教職員や生徒・学生支援にかかわる教職員の方など、どなたでもご参加ください。
**2/22までにお申込みの方には、2/23に参加のご案内をお送りします。
**それ以降にお申し込みの方には、2/25 18時までにご案内をお送りします。
**お問い合わせはメールでお願いします。