泉邦宏 (sax.etc) 臼井康浩 (g) DUO ライブ at 豊橋チェロキー

共有用URL https://everevo.com/event/7982
開催日程

2013/11/21(木)20:00 ~ 22:00

カレンダーに追加
詳細

 

「まっすぐな音、そしてポストフリージャズへの一つの解答」

泉邦宏という地方にある泉邦宏という村に住んでいる泉邦宏という原住民たちの演奏している民族音楽

 

 

11/21(木)豊橋 Jazz inn cherokee tel: 090-3443-6359

            open 19:00 start 20:00 予約2,000円 当日2500円 + order

    http://www.maroon.dti.ne.jp/makihara/cherokee.html

           泉邦宏(sax.etc)with 臼井康浩 (g)

 

 

泉 邦宏
いずみ くにひろ
(sax)
「まっすぐな音、そしてポストフリージャズへの一つの解答」
 
泉邦宏さんのサイト:きたから通信ー泉邦宏
 泉邦宏さんの魅力はどこにあるか?まずsaxの音色が良い。まっすぐでゴマカシがない。一度聞くと他のsax吹きと 区別がつく。
 
 ジャズを演奏しようとするミュージシャンが陥りやすい罠に、先人の偉業を大事にするあまり音楽としてのエネル ギーが削がれてしまうということがよくあると思う。またそういった演奏を好むジャズファンが多いのも事実だ。い わく「2コーラス目のあそこで誰それのフレーズを吹いていた」等。物真似のうまいことが良いことだった。泉さん は、聞いたとたんに泉さんだ。誰それに似ていると思う前に圧倒的な音量と音色にやられてしまう。

 「今ここで俺は 生きている!!」という思いを、音で叩きつけられる。いわゆるバップのフレーズは吹かないからジャズとしては間 違っているかもしれない。しかしたぶん「音楽」としては正解なのだ。何よりもドキドキさせてくれる。手垢のつい たツーファイブのフレーズは吹かないかわりに、「今」の「泉邦宏」を吹いてくれる。すばらしい事だと思う。
 
 また独自の音楽観がある。昨年発売した自宅で多重録音したCD「馬鹿が牛車でやってくる」は泉さんの弁によると 「泉邦宏という地方にある泉邦宏という村に住んでいる泉邦宏という原住民たちの演奏している民族音楽」なんだそ うだ。また「みんなが自分ひとりひとりの民族音楽を演奏するようになればいいのに」とも発言している。1960 年以降に、それまでのフリージャズへの一つの解答としてポストフリージャズという運動があった。その中で「アー トアンサンブルオブシカゴ」やドンチェリーが民族音楽を基礎に置いた視線から、もう一度ジャズを再構築していっ た。

 現在、泉さんがやろうとしているのは、さらにその先のことのように感じられる。つまりポスト・ポストフリー ジャズだ。今回はなんと自分自身が民族音楽となってしまう事でジャズやフリージャズという音楽の垣根を飛び越え 自分のやっている事を正当化してしまうという画期的な方法だ。確かにあの音が間違っていると言っても、うちの地 方ではこうですからと言ってしまえば良いのだ。米をサラダにしていても、よその国の風習なら納得するしかない。 それを間違いと決めつけるのは傲慢以外の何ものではない。そこにはあるのはただ好きか嫌いかの判断だけだ。
 
そして何よりもそれらを支えているのは「音楽」を愛し、真剣に取り組んでいる姿勢だ。この3年半ほど毎月その 演奏に接しているが、そのあいだにもずいぶんと変化しているように思う。まだ泉さんの音楽に触れていない人や、 以前観て分かったような気がしている人はぜひ一度観に来てください。自信を持ってお勧めで きる「今」のそしてこれからのミュージシャンです。
 
(なってるハウス店長:広沢)

 

2013.11.20カリー河ライブレビュー

一部は、
泉さんのサックスや笛、ドラムと〜臼井さんのインプロ(フリージャズと言うのでしょうか)

二部は
ゴロッと変わって〜泉さんの渋いギター弾き語りと、臼井さんのクールにぶっ壊れた感のギター演奏。

フリージャズやインプロ、即興、と言うと〜取っ付きにくい印象を持たれる方も多いかも知れませんが、、
お二人の音楽的キャリアとライフスタイルから成る多様な音楽性はジャンル、カテゴリーを超えてダイレクトに響いて楽しめました。

僕が21歳くらいの頃に通ってた店のマスターに、半ば強引に誘われて(笑)体感した、
フェダインと言う、今や伝説に成ったフリージャズバンドのLIVEや、
黒色テントと言う、コレまた語り継がれるアングラ劇団の公演を観た時の熱気を思い出しました。

「泉邦宏with臼井康浩」何処かでお見かけしたら〜是非。(カリー河 筑田さん)