11-12月A講座
いま、〈レズビアン〉を語る
ーー性差別と異性愛主義の交差点から
堀江有里(ほりえ・ゆり。信仰とセクシュアリティを考えるキリスト者の会(ECQA)代表)
開講日:11/1 11/15 11/29 12/13
●講師より
1990年代に「レズビアン」という名づけを葛藤のなかで引き受けはじめてから四半世紀が経過しました。いったい、「レズビアン」とは何を指すのか、運動でも研究でも、いまだ議論はつづいています。「同性愛者」であると同時に「女」であること。そこに横たわっているのは社会におけるジェンダー(性差)の問題です。2015年に出版した『レズビアン・アイデンティティーズ』(洛北出版)に描いたこと、また積み残している課題について、ひとりの「レズビアン」という地点からみえる風景を、共同体や国家、文化(宗教)の切り口からご一緒に考えてみたいと思います。
1講 「レズビアン」って誰のこと?
――アイデンティティとコミュニティの政治
2講 家族・婚姻制度・戸籍制度
――国家からの自由か、国家による生存保障か
3講 宗教とジェンダー/セクシュアリティ
――不可視性と連帯
4講 分断の時代につながりを考える
――LGBTブームの光と影
受講料:4回一括8,000円(税込)
開催方法:zoomによる開催です。当日zoomのURLをお送りしますので、ご視聴ください。後半の質疑では、顔出しでのご受講をお願いします。
受講者にはスライド資料(pdf)を送付するほか、講座の模様は録画し、受講生限定でYouTubeで公開しているので、復習/欠席時にも便利です。
お申込み:このサイトから、各自でお申込みください。受講料のお支払いについても、そちらにご案内があります(送金手数料のご負担をお願いします)。