性的マイノリティも地方自治の担い手にーー市民が主体になるとは

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開催日程

2021/09/13(月)20:00 ~ 21:45

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9-10月B講座

性的マイノリティも地方自治の担い手に 

ーー市民が主体になるとは          

小浜耕治(こはま・こうじ。レインボー・アドボケイツ東北 代表)

開講日:9/13  9/27  10/11  10/25


●講師より

「個人的なことは政治的なこと」「私たち抜きに私たちのことを決めないで」等の言葉が示すように、マイノリティ当事者は単に支援を受ける対象ではなく、あたりまえの市民として主体的に社会変革を進める主体だと言えます。小浜自身が、90年代からの市民活動やNPO支援の現場で感じたことをお話しし、自分が住む街を誰もが暮らしやすい場所にできるかを、受講者の皆さんと共に考えられる機会となればと思います。


 1講 地方の性的マイノリティコミュニティ

 90年代からの仙台~東北のコミュニティについてお話しし、大都市と地方でのコミュニティ形成の差異を考えます。

 2講 時代が動くとき~HIVをめぐる社会状況

 社会的課題が膠着して進まない時期と目覚ましく進展する時期があります。薬害HIV訴訟の成果で整備されてきた社会資源とゲイコミュニティにももたらした影響などについてお話しします。

 3講 地方自治体への政策提言

 仙台市・宮城県に対して行ってきた政策提言について、近年の活動を振り返ってお話しします。

 4講 市民として、まちづくりの主体として

 NPO法が施行され、まちづくりや社会体制の構築に市民が主体的に関わる契機となりました。性的マイノリティをめぐる活動の可能性について考えます。


●講師プロフィール
1992年に仙台・東北初のゲイサークルの立ち上げに関わり、その後HIVをめぐる活動やNPO支援施設運営を経験する。その経験をもとに2015年にレインボー・アドボケイツ東北として地元自治体等への政策提言を行っている。

●企画者より
とかく「東京」中心と言われがちなLGBTムーヴメント。しかし当事者は全国に存在します。そしてつい「地方は保守的、閉鎖的だから」と言う一方、その「地方」で自分たちの居場所と誇りを育て、地元の人びとと繋がりを築いてきた活動も存在します。人口が少ない分、ゲイだけで、女性だけで、とはいかない点で、LGBTQの連帯が進んでいる面もあるかもしれません。1990年代から東北・仙台で活動してきた小浜さんに、自分史もふまえて「地方」での活動を語っていただき、世代を超える継承とともに、「地方」で生きる当事者への励ましともなる講座として企画しました。

受講料:4回一括8,000円(税込)

開催方法:zoomによる開催です。当日zoomのURLをお送りしますので、ご視聴ください。後半の質疑では、顔出しでのご受講をお願いします。

受講者にはスライド資料(pdf)を送付するほか、講座の模様は録画し、受講生限定でYouTubeで公開しているので、復習/欠席時にも便利です。

お申込み:このサイトから、各自でお申込みください。受講料のお支払いについても、そちらにご案内があります(送金手数料のご負担をお願いします)。