ロージ・ブライドッティ 松本良多特別対談 「ポストヒューマニズムと加速主義」
対談概要 ビデオ講演
加速主義をプラットフォーム・キャピタリズム、デジタル・レーバーという社会学的視点から最先端のポストヒューマニズムの思想をまじえて考察する。
講演者経歴
ロージ・ブライドッティ
フェミニズム理論家、哲学者。オーストラリア国立大学、ソルボンヌ大学などで学び、1988年よりユトレヒト大学にて、女性研究プログラム創設時メンバーとして教鞭を執る。ユトレヒト大学女性研究オランダ研究学校の創設時ディレクター(1995–2005)、ユトレヒト大学人文学センターの創設時ディレクター(2007–2016)などを歴任。著書として本書の他に『不協和のパターン』(1991)、『ノマド的主体──現代フェミニズム理論における身体化と性的差異』(1994)、『メタモルフォーゼ──生成変化の唯物論的理論に向けて』(2002)、『トランスポジションズ──ノマド的倫理について』(2006)など。(ロージ・ブライドッティ『ポストヒューマン:新しい人文学に向けて』門林岳史監訳(フィルムアート社、2019年)略歴より転載)
松本良多
ロンドンAAスクール、グラスゴー・スクール・オブ・アートにて90年代に建築と美術を学び、2007年ペンシルベニア大学大学院芸術学部建築学科修了。
イギリスと米国にてジャンカルロ・デ・カルロ、ヴィンセント・スカーリー、セシル・バルモンド、ウィンカ・ダベルダム、マニュエル・デランダに師事、建築史家 ヴィンセント・スカーリーの助手を務める。
建築家、アーティストとして黒川紀章、シーザー・ペリ、MITメディアラボ、ピーター・クリストファーソン、日本設計と協働、ベトナムバクマイ病院、九州大学センター地区のマスタープランをはじめ多数の建築、都市計画プロジェクトを手掛け、2008年にRyota Matsumoto Interdisciplinary Design Studioを設立。シレジア大学の講師を経て、2016年よりプリマス大学 Transart Instituteの教授に就任後はクーパー・ユニオン、プラット・インスティチュート、ニューセンター・オブ・リサーチ・アンド・プラクティスで客員教授として教鞭をとっている。シアトルのニューセンター・オブ・リサーチ・アンド・プラクティスの哲学科研究員とセミナーのキュレーターを務める。最近ではコーネル大学、TEA Tenerife Espacio de las Artes、オスロ王立美術アカデミーにて講演する。
町田市立国際美術館
4-28-1 Haramachida, Machida-shi, Tokyo, 194-0013
主 催:プリマス大学メディアアート学科