ケアニン〜あなたでよかった〜
「認知症で人生終わりになんて僕がさせない」
新人の介護福祉士を主人公に、介護という仕事を通じ、働くことの意味、人や地域の繋がりの尊さを描く。これといってやりたいことがなかった大森圭は、漠然とした理由で介護の専門学校へ入学し、卒業後は小規模多機能施設で介護福祉士として働いていた。認知症の高齢者たちとうまくコミュニケーションがとれず、悩む日々が続いていた圭が初めてメインの担当となったのは、認知症を発症した79歳の星川敬子だった。先輩スタッフたちの協力もあり、試行錯誤の中、徐々に敬子との関係性を深めていく圭は、介護という仕事に本気で向き合うようになっていく・・・