井の頭公園で自然観察・撮影会・講演会 『変形菌』をモバイル顕微鏡で撮ってみよう

共有用URL https://everevo.com/event/45896
開催日程

2018/10/13(土)13:30 ~ 17:00

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3本立て企画!『変形菌』自然観察会・撮影会・講演会

 
今回は、10月の井の頭公園内で変形菌を探して、散策し写真に撮ります。
変形菌に加えて、さまざまな小さな生き物たちとも出会えるでしょう。

変形菌は、大きなアメーバ状の体を変身させてキノコのように胞子をつくる不思議な生き物です。別名を粘菌(ねんきん)、ホコリカビともいいます。珍しい生態ですが、結構身近なところにいます。

講師は、変形菌の写真を撮り続けている写真家・編集者の高野丈氏とモバイル顕微鏡Leye開発者の永山國昭氏をお迎えします。お二人共、気さくでとても素敵な方です。どうぞ、お気軽に参加してください。
 

開催概要

日時:10月13日(土)13:30~17:00
会場:井の頭地区公会堂、井の頭公園内
集合場所:井の頭公園内ボート乗り場前
受付:13:15~
注記:雨天の場合は室内が中心となります。
備考:集合場所は、富士屋前から変更しました。
 


昭和天皇がお気に入りで研究された「変形菌」:

昭和天皇は皇太子時代から生物学を趣味とされていた。南方熊楠は1926年、90点の標本を献上し、1929年に変形菌についてご進講をしている。
(参考「別冊太陽 南方熊楠(2012)」)
 

著明な「変形菌」研究者南方熊楠の生誕150年:
昨年(2017年)は、明治の博物学者でが著明な南方熊楠(みなかたくまずす)の生誕150年でした。上野・国立科学博物館で特別展が開催されました。熊楠は変形菌を採取してたくさんの標本を残したことで有名です。この展覧会は人気を博しました。再び、変形菌が脚光を浴びました。

変形菌は特殊な生態を持つ生き物として、世界中の自然科学愛好家に人気があります。
特徴は、変形菌は変形して移動する変形体と、まったく動かないキノコの様な子実体という、はっきり異なった姿を持っています。よく見られる所は、湿り気ある所や朽ちた朽ち木や土壌中で、森や林に棲息しています。
 

変形菌』をモバイル顕微鏡Leye Fieldで撮影:

変形菌の撮影には、手軽に顕微鏡写真が撮れる反射型のモバイル顕微鏡Leye Field(エルアイ・フィールド)を使います。モバイル顕微鏡は、スマートフォンのアウトカメラに装着するとデジタル顕微鏡に早変わり。変形菌やキノコなどの小さい植物を撮ってみましょう。
 

講師紹介:
永山國昭氏 [モバイル顕微鏡Leye開発者]
2013年にスマホ顕微鏡Leyeを発表し、同年グッドデザイン賞受賞。
2017年より、合同会社 Life is small Companyを創立し、モバイル顕微鏡の開発や科学普及を行っている。
所属:
合同会社 Life is small Company 永山顕微鏡研究所 所長

 
高野丈氏 [写真家・編集者]
生物・自然科学を得意とする写真家・編集者・自然観察者。
得意分野は野鳥と変形菌。著書に『美しい変形菌』(パイインターナショナル)がある。
所属:
NACOT(NACS-J自然観察指導員東京連絡会)
日本変形菌研究会会員

世話人(Life is small SNSグループ ):
科学コミュニケーター 都築 功、望月 銀子