チャリティイベント「いのちの森づくりワールドカフェ」(4/14)

共有用URL https://everevo.com/event/4372
開催日程

2013/04/14(日)14:00 ~ 17:30

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【ご案内】チャリティイベント「いのちの森づくり ワールドカフェ」(4/14)

 
 東日本大震災で発生した大津波により、多くの尊い生命が失われました。
 
 現在、国は、津波に人工物で対抗すべく、コンクリートの大堤防の建設が進めようとしています。
 しかし、その建設には莫大な費用がかかる上、震災瓦礫(がれき)の最終処分が大きな問題となっています。
 
 一方で、震災瓦礫(がれき)を埋め立てた盛り土に多様な広葉樹を植え、津波に備える防潮堤をつくる活動があることをご存知でしょうか?
 
 横浜国立大学名誉教授宮脇明先生が提唱する「いのちを守る森の防潮堤」と呼ばれるこのプロジェクトは、最終処分で問題となっている震災瓦礫(がれき)を活かし、土を混ぜて埋め盛土して高台をつくり、そこに土地本来の高い木から低い木まで色々な種類の木々を植えて多層構造の森を形成し、津波から私たちの生命と心と財産を守ろうという構想です。
 
 実際、東北地方のいくつかの市町村では、巨額な費用をかけずに自然との共生を目指すこの構想に賛同し、国に頼らない地域主導での森の防潮堤づくりが進んでいます。 
 
 神奈川県平塚市の進和学園では、2006年から宮脇昭先生が提唱される「その土地本来の木による本物の森づくり」を目指し、障がいのある人たちの職域としてドングリや木の実から植樹用のポット苗を栽培するプロジェクトを進めています。そして、今回、「いのちを守る森の防潮堤」づくりにおいても、東北地方のドングリを集め、苗木として育て東北に返す活動をはじめています。
 
 働くしあわせプロジェクトでは、この活動を支援すべく、参加する皆さんと共に、そのプロジェクトのより良い未来について語り合う一人ひとりが主役の交流会を企画いたしました。
 
 参加費用は、経費を差し引いた全額を進和学園の「いのちの森づくり基金」に寄付させていただきます。
 
 ご参加、お力添えをいただければ幸いです。
 
■日 時:2013年4月14日(日)14:00~17:30
 
■内 容:
 
1.いのちの森づくりプロジェクト 活動報告(20分)
 プレゼンター:株式会社研進 代表取締役 出縄貴史
 
2.ワールドカフェ(100分)
 カフェのようなリラックスした雰囲気の中で対話を楽しみながら新たな未来や価値を創発する新しいスタイルの座談会です
 
3.懇親会(60 分)   
 軽いおつまみとお酒を用意しています。交流を深めることでさらなる“つながり”と“ハッピー”を産み出しましょう。
 
■定 員:20名
 
■会 場:自然堂
    川崎市麻生区上麻生5丁目10-11(小田急線柿生駅徒歩8分)
 
■会 費:2000円
    経費を差し引いた全額を「いのちの森づくり基金」に寄付させていただきます。
 
■主 催:一般社団法人働くしあわせプロジェクト
    問い合わせ:info@hatarakushiawase.net
 
◆「いのちの森づくり」プロジェクトとは?◆
「いのちの森づくり」は、横浜国立大学名誉教授の宮脇昭先生が提唱される潜在自然植生理論に基づく本物の森づくりを目指すプロジェクトです。
宮脇昭先生によると、本物の森は、その土地に落ちているどんぐり(木の実)を苗として育て、同一種の木ではなく、ごちゃまぜで高密度に植えて育てていきます。宮脇方式で育った本物の森は、強い木が育ち、2~3年経てば、ほとんど人の手がかかることはありません。そして、たくさんの命(いわゆる生物多様性)を育んでいきます。
「いのちの森づくり」は、この宮脇方式に則って、障がいのある人たちが山でどんぐりを拾い、ポット苗を育てていきます。そして、地域の人たちに呼びかけ、老若男女、障がいのある人もない人もごちゃまぜで、地域の工場等の周囲に一気に5000本くらいの苗を植えていきます。人間、不思議なもので、みんなで同じことを一緒にやると、連帯感が生まれます。そこで、「自然の森は、色々な種類が混ざり合っています。これが生物社会の掟です。好きなものだけを集めない。人間社会も一緒です。仲の良い者だけ集めても駄目なのです。混ぜる、混ぜる、混ぜるんです。無駄なものは一切ないのです」という宮脇昭先生の話を紹介すると、環境教育のみならず、障がい理解が深まります。