市場としてのウガンダ
アフリカでの携帯電話の登録数はすでに9億5,570万台を超え過去5年間で約1.5倍に成長し、携帯電話を利用したモバイル・バンキング・サービスは今や低所得者が利用し得る金融サービスとして普及しています。
コカ・コーラは2020年までの10年間にアフリカに約1,900億円を投資し販売網・生産網の強化を進め、中国工商銀行はアフリカ20か国に1,200ヶ所の支店を持つスタンダード銀行の株式を20%保有し、南アフリカでの再生可能エネルギー事業投資等、多くの案件を共同で進めています。
欧米・中国企業にとって既にアフリカは市場なのです。
一方で多くの日本企業にとってアフリカはインドの後の市場といった位置付けであり、実際に進出している企業はまだそれほど多くありません。
距離的にも心理的にも日本から遠いアフリカ、当セミナーではそのアフリカ市場の中から「ウガンダ」に焦点を当てます。
かつて英国首相のチャーチルに「アフリカの真珠」と呼ばれたウガンダは、ビクトリア湖を擁する緑豊かな国です。
若年層を中心に約4,100万人(アフリカ第8位)の人口を有し、2050年には1億人を突破することが見込まれています。
また、世界で最も起業家の割合が高く、その数28.1%と1.3%の日本を大きく引き離します。豊富な食糧・水に恵まれ、ケニア・タンザニアを含む東アフリカ共同体の加盟国でもあり、その将来性が見込まれる市場です。
ウガンダに進出するには
当セミナーでは、駐日ウガンダ共和国大使、および元アクセンチュア(株)のコンサルタントでウガンダにて人材育成業及び配送業を営む起業家の伊藤淳氏を招き、参加者の以下のような疑問にお答えします。
・アフリカ及びウガンダにはどのような市場があるのか?
・将来、どのようなビジネスでの成長が見込まれるのか?
・法制度、税制等のビジネス環境は整っているのか?
・どのような企業がビジネスを展開しているのか?
・進出に当たって、何か特別な配慮は必要か?
セミナースケジュール
15:30~15:40 | 1.Opening |
---|---|
15:40~16:10 | 2.Welcome Speech (駐日ウガンダ共和国大使 ベティ・グレース・アケチーオクロ閣下) |
16:10~16:50 | 3.アフリカに行く日本企業 (JCCP M株式会社 代表取締役 堺 夏七子) アフリカ市場の現状とウガンダの位置付け、実際に進出している企業を紹介 |
16:50~17:20 | 4.事例:起業家からみるウガンダのビジネス環境 (CourieMate 代表取締役 伊藤 淳) 実際にウガンダで人材育成業・配達業を経営する伊藤氏より、ウガンダのビジネス環境 その魅力と課題について解説 |
17:20~17:30 | 5.Closing |
17:30~18:30 | 6.レセプション (大使館職員、および参加企業) |
登壇者
堺 夏七子(さかい かなこ)JCCP M 株式会社 代表取締役 国際基督教大学卒業。1998年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア(株))に入社し、15年間にわたり、製造業のクライアントを中心に、新規事業立ち上げ・業務改革・I Tコンサルティングを担当。2013年に特定非営利活動法人 日本紛争予防センター(JCCP)の関係会社として、日本企業の開発途上国進出を支援するコンサルティング会社、JCCP M 株式会社を設立。代表取締役に就任。主としてアフリカ進出に関するコンサルティング、セミナー活動等を行う。 | |
伊藤 淳(いとう じゅん)CourieMate 代表取締役 上智大学理工学部機械工学科卒業。2005年アクセンチュア(株)に入社し、8年間業務改革、グローバル展開の仕事等に従事。退社後、2014年6月よりウガンダにてWBPF Trainingを起業。現地社会人向けの人材育成・コンサルテーション等を行う。2016年6月より、カンパラ市内・ウガンダ全域で宅配事業を行うCourieMateを起業し、代表取締役に就任。 |