「共創」によるものづくりは、社会を豊かにする
3月13日(水)、「あしたのコミュニティーラボ」では、これからの時代のものづくりのあり方を考えるトークイベントを開催します。テーマの下敷きになるのは、クリス・アンダーソン『MAKERS』(NHK出版)の思想(詳しくは
から)。ものづくり大国・日本で、企業はメイカームーブメントにどのような価値を見出すことができるのか、そしてこれからの社会で、私たち一人ひとりがいかにものづくりとかかわっていくのかを見つめていきます。タイトルは、「企業が『MAKERS』に学ぶこと。~「共創」によるものづくりは、社会を豊かにする~」。登壇者には、モデレーターに『MAKERS』の担当編集者であるNHK出版の松島倫明さん、日本のメイカーズとしてFabLab Shibuyaファブリケーターの梅澤陽明さん、国内の製造業の実態に詳しい株式会社富士通総研コンサルタントの齋木雅弘さん、生活者視点の商品群で知られる「無印良品」で長年にわたって商品開発を担ってきた株式会社良品計画の「Mr.Muji」こと萩原富三郎さん、と異なる立場の方々をお招きし、日本におけるメイカームーブメントの潮流と企業の共創の可能性について、来場者のみなさんと一緒に語り合います。
会場は、東京都渋谷区の道玄坂上に位置する「FabCafe(
)」。備えつけのデジタル工作機械に触れながらの、ものづくり体験も企画しています。イベント終了後には懇親会も予定しておりますので、お近くの方はぜひ足をお運びください。下記リンクよりお気軽にご応募いただけます。参加費は無料です。たくさんの方のご参加を心よりお待ちしております。企業が『MAKERS』から学ぶこと。
「共創」によるものづくりは、社会を豊かにする。
【出演者】
松島倫明(NHK出版 学芸図書編集部・『MAKERS』担当編集者/モデレーター)
梅澤陽明(FabLab Shibuyaファブリケーター)
萩原富三郎(株式会社良品計画 品揃開発担当部長)
齋木雅弘(株式会社富士通総研 産業事業部コンサルタント)
【日時】
3月13日(水)
19:00~22:00(開場18:30)
※終了後、出演者の方々と直接お話ができる懇親会(無料)も予定しています。
【開催場所】
FabCafe(東京都渋谷区道玄坂)
(アクセス: )
【受付場所】
FabCafeカウンターにて
※応募時のお名前を受付担当にお伝えください。
【定員】
60名
【参加費】
無料
【応募締切】
定員をもって終了
【運営事務局】
あしたのコミュニティーラボ
【お問い合わせ先】
イベント応募ページよりお問い合わせください。
【事務局運営時間】
平日11:00~18:00
※土日祝日にいただいたお問い合わせは、翌営業日に回答いたします。
【注意事項】
・内容は予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。
・個人情報の取り扱いは、「everevo(イベレボ)」のプライバシーポリシーをご参照ください。
( )
『MAKERS』と「豊かな社会」の関係性とは?
クリス・アンダーソンが著した『MAKERS』の出版以来、ものづくりの世界では新しい胎動が始まっていることが広く知られるようになり、メイカームーブメントは「第三の産業革命」とさえ呼ばれています。しかし、シリコンバレーを中心にこの潮流が世界で進む一方、日本では遠い未来の、どこか現実味の薄い話として受け止められているようです。あるいは既存のビジネスにはあまり関係なく、あくまでも個人の小規模なビジネスや道楽の話ではないか、と。本当に、そうなのでしょうか。既存の製造業(メーカー)やものづくり企業、ひいては私たち一人ひとりに及ぼされる影響や、参考となる教えはないのでしょうか。
長年、ものづくり立国として世界から認められてきた日本の製造業は今、苦境に瀕しているといわれています。コモディティ化するものづくりからの脱却が叫ばれて久しいなか、ものづくりに関心を持つ人たちが増えていること、参加のハードルが下がっていることは大きな変化といえるでしょう。本イベントでは、そうした変化をうまく取り込んだ「共創」を例に、既存製造業やメイカーズ、そして生活者をも巻き込むこれからのものづくりのあり方と可能性について、多角的に議論を深めていく予定です。
イベント中には、メイカーズである梅澤さん指導のもと、参加者のみなさんがデジタルツールに触れるものづくり体験も予定しています。終了後には懇親会の時間も設けていますので、登壇者や参加者のみなさんとの対話をお楽しみください。
メイカームーブメントそのものや社会への影響に関心がある方はもちろん、既存のものづくり企業のあり方に疑問や悩みを持っている方必見の内容です。ぜひ会場に足を運び、みなさんと会話を交わしてみてはいかがでしょう。