世界に杭を打つ!上映会 vol.1
【オフィシャルサイト】http://sekainikuiwo.strikingly.com
【開催日時】
2017年5月21日(日) 12:00~/15:30~/19:00~ ※開場は30分前です。
【イベント内容】
清原惟監督新作『タイトル未定』(30分予定)
今野裕一郎監督新作『タイトル未定』(30分予定)
菊沢将憲監督新作『世界と、家族と、あなたと、わたしと。』(54分)
以上3作品+特別上映作品(各回によって違います)の計4作品の上映です。
アフタートークとフリータイムを含めて3時間程のイベントとなります。
【特別上映作品】※各回で作品が違いますのでご注意下さい。
12:00の回 三浦翔監督新作『国家を愛することについて(仮)』(20分予定)
15:30の回 林俊作監督『Railment』(9分40秒)
19:00の回 大石貴也監督『フィラエの風』(29分)
※今野裕一郎監督・清原惟監督・三浦翔監督は本上映会のための撮り下ろし作品を予定しております。
【アフタートーク】
12:00の回 清原惟監督+三浦翔監督+菊沢将憲
15:30の回 今野裕一郎監督+菊沢将憲
19:00の回 大石貴也監督+『世界と、家族と、あなたと、わたしと。』出演者+菊沢将憲
※出演者は変更になる場合があります。
【料金】
前売券:2000円
当日券:2300円
学生前売券:1500円(当日受付にて要学生証提示)
学生当日券:1800円(当日受付にて要学生証提示)
リピーター割引:1000円(受付にて要半券提示)
【ご予約】
予約フォーム(シバイエンジン)http://481engine.com/rsrv/webform.php?sh=2&d=7c71c5283cより。
または件名を「上映会予約」として、 希望の日時・お名前・枚数・ご連絡先をご記入の上、
kikuzawa1974@yahoo.co.jp までご連絡下さい。
【会場】
SOOO dramatic! 東京都台東区下谷1丁目11−15
東京メトロ日比谷線「入谷駅」1番・2番出口から徒歩1分
JR山手線「鶯谷駅」南口から徒歩6分 「上野駅」入谷口から徒歩12分
※入り口は、大通り(昭和通り)の1本裏側です。 http://sooo-dramatic.com
【お問い合わせ】
メール:kikuzawa1974@yahoo.co.jp 電話:090-9479-5293
イベント詳細はブログ http://sekainikuiwo.blogspot.jp でも紹介しています。
また、イベントのお手伝いなどしてくださる方も募集しています。
【協力】
バストリオ / シバイエンジン
《参加監督》
菊沢将憲
北九州市門司出身。高校時代より音楽を始め、1995年より役者・劇作家・演出家として活動。2003年に主演映画「815」 がバンクーバー国際映画祭にて審査員特別賞受賞。2016年7月にアヴィニョン演劇祭で上演されたANGÉLICA LIDDELL演出の舞台「¿ Qué haré yo con esta espada ?」に出演し、活動の場を世界に広げる。また、監督した映画 「おーい、大石」がPFFアワード2016に入選。映画監督としても注目される。 http://kikuzawa1974.blogspot.jp/
filmography
『親父と俺、ただ面白く生きる也。』(2008)
『おーい、大石』(2016)
『二羽の鳥、徹夜祭。』(2017)
上映作品 『世界と、家族と、あなたと、わたしと。』 (2017年/54分/カラー)
出演 : 藤林里佳 / 絵美夏 / 大石貴也 / 竹田靖 / 立本夏山 / 菅江一路 / Marie Delgado Trujillo / Estíbaliz Racionero Balsera / Greta García / Lucia Yenes Castilla
音楽 : 宇宙人おーちゃん 脚本・撮影・編集・監督 : 菊沢将憲
ある日、リカはエミカに出会う。エミカは何も喋らない。リカはエミカの名前も、家族も、どこから来たのかさえも、知らない。リカはいつしかエミカをたった一人の肉親のように愛していく。 歌ったり、踊ったり、喧嘩したり、遊んだりしながら二人は時を過ごす。遊んでいるタカヤとヤスシ、現れては消える女神のような異国の女たち。崩れ落ちていく世界のイメージが重層的に交錯しながら、世界と、家族と、あなたと、わたしと、失いゆく何かと再び出会う現代の神話。
上映会にむけて
ここに集まった人たちは、映画監督としてはもちろんですが、ともかく一人の人間として、とても魅力的な人たちです。そういう人たちと出会って、この上映会が生まれたことに本当に感謝しています。映画には、愛すべき、また畏怖すべき強い力があります。その力を信じ、この上映会を本当に魅力あるものに育てていきます。
今野裕一郎
演劇作家、映画監督。京都造形芸術大学映像・舞台芸術学科卒業後、2010年にバストリオを旗揚げ。全作品の劇作・演出を担当する。カットアップやドキュメンタリー編集技法を用いて音楽的な独自の演劇作品を発表している。映画監督としては、ある夫婦の出産を記録したドキュメンタリー映画『3人、』、長編映画『ハロー、スーパーノヴァ』は池袋シネマロサで劇場公開され、2015年にドイツのフランクフルトで開催された映画祭「ニッポン・コネクション」のコンペ部門に招待される。
filmography
『生きている』(2010)
『信じたり、祈ったり』(2011)
『ハロー、スーパーノヴァ』『3人、』(2014)
上映作品 『新作(予定)』
作品についてと上映会に向けて
新作を撮る
新しいということはどういうことだろう
いつまでも人は歳をとって新しくなっていく
いつだって風景は古くて新しい
この世界で、日本で、東京で、ある街で生きていく人たちの光と影 それをじっと見つめること
清原惟
1992年生まれ。東京都出身。武蔵野美術大学映像学科、東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻監督領域卒。武蔵野美術大学在学中に監督した『暁の石』がPFFアワード2014に入選。同卒業制作の『ひとつのバガテル』がPFFアワード2015に2年連続で入選、第16回TAMA NEW WAVEにノミネートされる。近作に藝大修了制作の『わたしたちの家』がある。
filmography
『暁の石』(2014)
『ひとつのバガテル』(2015)
『しじゅうご円』(2015)
『音日記』(2016)
『わたしたちの家』(2017)
上映作品 『新作(予定)』
作品について
まだ未定ですが...... ひろい意味での家族というものについても考えてみたいし、自分の家族について見つめてみたいという気持ちもあります。久しぶりの個人的な制作なので、どんな風にやってみようかなとわくわくしています。
上映会にむけて
これは信頼できる仲間たちでつくる映画上映会です。映画は誰かに観てもらわないと映画になりません。 この仲間たちというのは私たちだけではなくて、上映会にきてくれるかもしれない、まだ見ぬあなたにむけての言葉です。
三浦翔
1992年生まれ。兵庫県出身。東京大学大学院修士二年、横浜国立大学教育人間科学部人間文化課程卒業。 映画雑誌『NOBODY 』編集委員。IndieTokyo。「Back to the CLASSICs」。監督作『人間のために』 が第38回ぴあフィルムフェスティバルに入選、現在「青山シアター」にて配信中。2016年夏に「無知の教室」というプロジェクトで、全国の「文系学部解体」と呼ばれた騒動で廃止された学科の大学生に会いに行く 。理論研究と作品制作を往復しながら、芸術と政治を往復する方法を探究している。
filmography
『ふたつのそと』(2014)
『人間のために』(2016)
上映作品 『国家を愛することについて(仮)』 (2017年/20分/カラー)
出演:吉水佑奈、三浦翔、他 監督:三浦翔
わたしはかつて愛国少年であった。いまはどうだろう?『君が代』を歌えるだろうか。
ある家族のもとに生まれて、なんとなく国家を愛すること。
わたしのなかの弱さと向き合い、ふるさとを弔うことについて考えたいです。
上映会にむけて
今回いっしょに上映させてもらう監督たちは、実は「宇宙人」なのかもしれないと思っています。というのは、いま日本で一番「自由」な方法で映画を撮っている気がするからです。「こんなことどうやって考えたんだ」と軽快にいろんな枠を飛び超えて、「驚き 」とともに「自由」をもたらしてくれるからです。もしかしたら、 僕が一番たのしみにしているかもしれません。
大石貴也
1979年東京生まれ。多摩美術大学映像演劇学科中退。日本を代表する演出家・劇作家、野田秀樹氏に師事。NODA・MAP『エッグ』は、パリ国立シャイヨー劇場に正式招待された。マームとジプシー主宰・藤田貴大演出 『A-S』では、1ヶ月京都に滞在し、作品制作を行った。近年は、主演映画『おーい、大石』がPFF2016に入選、 清原惟監督『わたしたちの家』に出演するなど、映像分野でも活躍中。『フィラエの風』が初監督作品となる。
filmography
『フィラエの風』(2017・初監督作品)
上映作品 『フィラエの風』 (2017年/29分/カラー)
出演 : 大石敏夫 / 大石あや子 / 大石貴也 大石修史 / 後藤マリ子
監督・脚本・撮影・編集 : 大石貴也 音楽 : 照山真史 題字 : 大石敏夫
売れない役者は末期ガンの父と静かに二人暮らしをしている。そこへロゼッタミッションと呼ばれる宇宙プロジェクトのニュースが流れる。フィラエの風につれられ、彼らは映画を撮り始める。 ある日、風が止む。カメラを見つめる父が最後に見る風景は---。末期ガンの闘病中だった父・ 敏夫の闘病の姿と父と暮らす僕の生活を映画にした。この今しかない思いや、「生きるとは何か」 を問い続け、本作品を制作した。
上映会にむけて
世界に杭を打つ。世界のエッジ、入谷から。パリのキャフェーではない。菊沢監督らしい、自由さだ。僕もその辺境の住人の1人である。何やら近くでお祭りがあると聞き、菊さんたちと一緒に踊りたいと思った。僕も、この『フィラエの風』をもって、自分の/自分たちの足で世界を歩き出そう。そして、新しい仲間と出会おう。
林俊作
1992年大阪府生まれ。2012年から2015年まで3年間、文化庁新進芸術家海外研修制度の助成を受け、ロン ドン大学ゴールドスミス美術学部にて現代美術を勉強する。2016年、ドレスデン映画祭 アニメーション部門で金賞受賞。同年、メディア芸術クリエイター育成支援事業に選考される。レインダンス映画祭やアルスエレクトロニカなど国際映画祭で入選・上映。
filmography
『Being-ings』 (2017)
『Railment』 (2017)
『Remember』 (2015)
『Transform Fault』 (2015)
上映作品 『Railment 』(2017年/9分40秒/カラー)
In a continuous scenery, his physical movement stays in the same position.
The speed of the continuity and his movement have accelerated and gradually cause a distortion.
連続する風景を肉体は留まりながら移動し続ける。 速度は次第に加速しやがて歪みを起こす。
上映会にむけて
数ヶ月部屋にこもってチマチマ作品を作っている間にも部屋の外はグワングワン渦巻きあってて
僕は到底その渦の中には入れないし、入らなくていいやんね、って思ったりする。
渦の中心にいるとあっという間に忘れてしまえるようなことも部屋の壁にはねっちゃりこびりついている。
そういう部屋が無数にあって、たまに同じタイミングで扉が開いて
「あーどうも」みたいなやりとりをしながら、また部屋に戻っていきたい。