【大阪】難民危機に日本は何ができるのか。人道支援のスペシャリスト来日!

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開催日程

2016/12/05(月)19:00 ~ 21:00

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今、シリアをはじめとする世界中で、第二次世界大戦後、最悪となる6500万人が紛争や迫害で家を追われています。難民や避難民を保護するための責任分担が、国際社会の最重要課題となっていますが、この問題に対する国際社会の対応は決して十分とはいえません。

東南アジアでも、2015年5月、およそ8,000人が庇護を求めて、マレーシア、タイ、インドネシアに押し寄せました。多くはミャンマー(ビルマ)やバングラデシュ出身で、政府の迫害や極度の貧困に苦しめられ、危険な海を渡ってきたのです。しかし、当局は、食料や水が尽き、極限状態にあった彼らを保護するどころか、沖へ押し戻し、命を危険にさらしました。船の中には、女性や幼い子どもたちもいました。

当日は、インドネシアやミャンマーなどで難民の緊急支援に携わり、国連や世界銀行などへの政策提言に精力的に取り組んでいるリリアン・ファンさんをお招きします。専門家の経験から、この人道危機を解決するために、市民団体や国際社会、そして日本が果たすべき役割を考えます。

ゲストプロフィール

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リリアン・ファン(Lilianne Fan)さん

2004年コロンビア大学大学院・人類学専攻修士課程を修了。現在、インドネシア・アチェを拠点に活動する人道支援団体の事務局長。難民支援に携わって約16年。この間、インドネシア、ミャンマー、ハイチ、ヨルダンで危機対応、家を追われた女性、子ども、宗教的・民族的マイノリティの教育や医療支援、紛争地や被災地の復興に取り組んできた。今は、ミャンマー・ラカイン州で無国籍のロヒンギャが直面する人権問題の改善に努めている。国連、世界銀行、赤十字などのアドバイザーとしても活躍中。

 

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田中 恵子(たなか・けいこ)さん

現在、関西の支援団体RAFIQ(ペルシャ語・アラビア語で「ともだち」の意味)の共同代表。2002年に大阪茨木市にあった西日本入国管理センターでアフガニスタン難民と面会し、難民認定申請者たちが置かれている厳しい収容環境や日本での生活の実態を知る。以来、「難民と一緒に暮らせる街」の実現を目指して、法的サポートや就労、医療、シェルター支援、政策提言、市民への意識啓発を通して、同団体で精力的に日本にいる難民の支援に取り組む。

日時

2016年12月5日(月)19:00~21:00(18:30受付・開場)

【主なプログラム】※逐次通訳あり

  • アムネスティからのキャンペーン紹介
  • 各ゲストからの講演
  • 質疑応答 

会場

大阪市中央公会堂大会議室
〒530-0005 大阪市北区中之島1丁目1番27号

資料代

一般:800円、学生:500円、アムネスティ会員・HRS:無料

主催・お問い合わせ

公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町2-12-14 晴花ビル7F
TEL:03-3518-6777 FAX:03-3518-6778 メール:camp@amnesty.or.jp

共催

RAFIQ(在日難民との共生ネットワーク)

【当日の運営・受付ボランティア募集中!】
詳しくは、佐野陽子(アムネスティ日本・大阪キャンペーンチーム)まで:fwht6821@mb.infoweb.ne.jp