インテグラル理論研究会・特別編 ゲスト:天野 統康(社会経済評論家)

共有用URL https://everevo.com/event/32435
開催日程

2016/07/23(土)13:00 ~ 17:00

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インテグラル理論においては、人間の成長とは、これまでに意識されていなかったものを意識化するプロセスをとおして実現されるといわれます。また、カール・ユングがModern Man in Search of a Soulが指摘するように、現代においては、そうした意識化をすることにたいして個人が積極的に責任を負うことが、とりわけ重要になっています。現代という時代を生きるにあたり、われわれは、みずからの認識や思考や行動に影響をあたえている無意識の領域に意識の光をあて、それを深く理解・洞察する必要があるのです。
 
Integral Japanの研究会・特別編(不定期開催)では、こうした問題意識にもとづいて、多様な領域の識者を御招きして、内的・外的な世界の意識化という、この重要なテーマに関する洞察を深めていきます。
 
2016年7月の研究会では、社会経済評論家の天野 統康(あまの・もとやす)さんを御迎えして、現代社会においてひろく無意識化されている貨幣(貨幣発行権)の問題に関して探求をします。
 
天野さんは、日本における貨幣問題研究の第一人者として、執筆や講演等をとおして、全国的に活動を展開されています。
貨幣は、現代人の思考や行動のありかたに影響をあたえる最大の要素であるといえますが、われわれは貨幣というものについて本質的に問い直すことはしません。あたかも水の中の魚のように、われわれは貨幣という水を真に対象化することのないまま生きているのです。
 
今回の研究会では、天野さんの新著を参照しながら、貨幣制度という集合的無意識領域を探求していきます。
貴重な機会ですので、御誘いあわせのうえ、御参加ください。
 
課題資料
天野 統康(著) 『詐欺 経済学原論』 (ヒカルランド)
天野 統康(著) 『洗脳 政治学原論』 (ヒカルランド)
リチャード A ヴェルナー(著) 吉田 利子(翻訳)『円の支配者:誰が日本経済を崩壊させたのか』(草思社)
Princes of the Yen(動画)(日本語字幕付き)
 
付属課題図書
Ellen Hodgson Brown (2012). The Web of Debt: The Shocking Truth about Our Money System and How We Can Break Free.
F. William Engdahl (2010). Gods of Money: Wall Street and the Death of the American Century.
G. Edward Griffin (2010). The Creature from Jekyll Island: A Second Look at the Federal Reserve (5th edition).
 
講師プロフィール:
天野 統康(あまの・もとやす)。1978年生まれ。一般には知られていないマネー創造の原理から、政治、経済、社会、歴史、思想の分析研究を行っている。保険業・証券業・ファイナンシャル・プランニング業を経て、2009年、天野統康FP事務所として独立。世界経済の動きを背景に、個人の家計プランをコンサルティングする。1級FP技能士。
 
日時:7月23日(土曜日) 13:00~17:00
開催場所:株式会社トモノカイ 岡崎ビル3階
定員:30名
参加資格:なし(定員に達し次第、締め切ります)
参加費用:4,000円(事前予約)
     4,500円(当日参加)