1、概要:デジタルフォレンジックとは?
デジタルフォレンジックとは、簡単に言えば、パソコン・携 帯電話等デジタル機器の内部的データの調査・解析・消去されたデータの復元等を行う、デジタル データの調査・解析・収集をする技術・手法のことで、訴訟などの紛争解決、 或いは事前の紛争予防に効果的に利用することが期待されます。
2、講演予定内容
〇IT時代の証拠収集。デジタルフォレンジックとは。
〇紛争交渉・訴訟では何が争われているのか?
〇デジタルフォレンジックが関連する著名事件
〇訴訟・交渉への具体的応用
〇労働関連法務分野への応用: その労働問題 早期に解決するかもしれません!
事例:退職社員から未払い残業代請求 → 会社側はデジタルフォレンジックを利用して残業していたとされる 時間のネット接続履歴 を解析・復元 → 業務とは無関係の接続履歴を発見 → 請求は取り下げられた → 早期解決に成功!!
〇機密情報漏洩の防止。情報漏洩後の対応。 応用例:顧客リストの持ち出し等の情報漏洩経路の特定、従業員・役員による不正の 痕跡の発見など 〇相談窓口は? 『※本セミナーの録音・録画はお控え頂けます様よろしくお願い致します。』
講師 紹介:北川綜合法律事務所 代表弁護士 北川 祥一
〇第 一東京弁護士会 総合法律研究所 IT法研究部会 委員
〇第 一東京弁護士会 業務改革委員会 委員
〇『中小企業の海外展開支援に関するパイロット事業』担当弁護士
〇特定非営利活動法人 デジタル・フォレンジック研究会 正会員
〇弁護士登録後、中国・アジア関連国際 法務分野を牽引する大手法律事務所(当時名称:曾我・瓜生・糸賀法律事務所)に勤務し、大手企業クライアントを中心とした多くの国際 法務案件を取り扱っておりました。その後独立し現事務所を開業。前事務所勤務時代の中国留学経験も生かし、法令・契約書の中国語原文 でのレビューも行うなど、国際ビジネス及び国内ビジネスを総合的にサポートしています。 紛争問題については、当然、本セミナー のテーマであるデジタルフォレンジックの手法も取り入れ、的確な紛争問題の解決にあたっております。
ゲストスピーカー:AOSリーガルテック株式会社 eLaw事業本部部長 岡部 真輔
eLaw事業本部マネージャー 森田 善明