わずか3%。
国内で流通するアパレル品の国産比率を表しています。つまり、ファッションにおいてメイドインジャパンは絶滅しようとしています。アパレル工場数も減少の一途をたどっています。
そんな中、国内アパレル工場の中には世界と戦える技術を持つ工場もあり、日夜ものづくりに励んでいます。工場オリジナル商品=ファクトリーブランドを作り、黒子ではなく表舞台に立って商品を販売している“攻める工場”もあります。
都会暮らしから一転、地方の縫製工場に就職した若者もおり、次世代を担う職人として活躍が期待されています。しかし若者は何を考えて、地方工場に就職したのか。
今回は、そんな一流工場や現場で働く若手、そして日本製商品を扱う事業者や百貨店の方々をファクトリエ・銀座フィッティングスペースにお招きし、これからの“メイドインジャパン”の魅力や、進むべき道と課題、人材採用における問題点、ファクトリーブランドを持つうえで必須となる販路の確保などについて、表面的ではなく、一歩踏み込んだ議論を交わします。
さらに本サミットでは、聴衆は全て学生。
日本製に触れることがほとんどない学生にとって、メイドインジャパンの魅力を感じられるイベントであり、工場がより身近な存在であることを理解できるイベントです。参加学生の中から工場で働くことへのメリットを見出す者もきっと現れるでしょう。
メイドインジャパンの未来について若者と工場が一緒に考える、そんなイベントです。
※本イベントは学生限定です。(社会人の方はぜひお知り合いの学生にお伝えください)
※事前予約制です。途中入退場可能。
※イベント内容は一部変更になる可能性がございます。予めご了承ください。
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【イベント内容】
≪10:10~11:10≫
■400以上のアパレル工場を見てわかった現実と将来の可能性
【登壇者】ファクトリエ 山田敏夫
≪11:20~12:20≫
■都会と地方、どっちが得か。 工場の所在地がもたらすもの
東京に工場を構えることは人材採用において優位?
地方の工場だからこその魅力は? など。
【登壇者 予定】
ファッションしらいし 白石社長 (東京)
株式会社 川島 川島社長 (新潟)
株式会社エミネントスラックス 前田社長(長崎)
和田メリヤス株式会社 和田社長(和歌山)
【進行役】
ファクトリエ 山田敏夫
≪12:30~13:30≫
■ファクトリーブランドを持つことの魅力
工場オリジナルのブランド=ファクトリーブランドをもつ工場が存在する。
その工場はどういう理由でリスクのある自社ブランドを持つに至ったのか。
そこにはどんなメリット・魅力があるのか。一方デメリットやリスクは一体何なのか。
実際にファクトリーブランドを展開する各工場の生の声をお届けし、これからのファクトリーブランドの課題や未来を語り合います。
【登壇者 予定】
フレックスジャパン株式会社 坂井氏(長野)
株式会社革包司博庵 長谷川社長(東京)
クスカ 株式会社 楠社長(京都)
株式会社スマイルコットン 片山社長(三重)
≪13:40~15:40≫
■ランチ交流会(2時間)
各工場と学生の交流会。
≪16:00~16:30≫
■ちょっとブレイク「工場ツアーレポート」
一般消費者との接点が少ないアパレル工場。
そんなアパレル工場に消費者が訪問するファクトリエ恒例の工場ツアー。
工場ツアー参加者は実際何を感じたか。そして消費者目線で、工場には何が足りないのかを語ります。
≪16:40~17:40≫
■都会から地方工場へ就職した若者がリアルに思うこと
地方のアパレル工場は人手不足で悩んでいる現状があります。
しかしながら、実は東京や大阪などの大都市から地方の工場へと就職し、活躍している若者がいます。
彼らは何を考えて地方へ行ったのか、実際に働いてみて感じているリアルな感想は?
などについて深掘りしていきます。
≪17:50~18:50≫
■日本はなぜ今“メイドインジャパン”なのか
いまメイドインジャパンの商品を販売する事業者は増えています。
しかしなぜいま彼らが日本製を取り扱うのか。
その裏にある考えや狙いについて、人気セレクトショップや大手百貨店、異業種で日本製にフォーカスを当てる企業などの第一線で活躍する方々をお呼びしお話しいただきます。
【登壇者】※現在調整中です。順次ファクトリエウェブサイトにて更新いたします。
≪18:50~19:00≫
■閉会の挨拶
【登壇者】ファクトリエ 山田敏夫
【イベント概要】
・開催日時 :2015年11月14日(土) 10時~19時(開場:9時半)
・開催場所 :ファクトリエ銀座フィッティングスペース
東京都中央区銀座 8-12-11 第二サンビル 3 階
・参加料金 :無料
・参加定員 :学生のみ80名 ※来場時学生証を提示