LAST TANGO
[柴田奈穂(vln)田ノ岡三郎(acc)
江森孝之(g)西村直樹(b)マヤン(vo)]
2010年、アルゼンチンタンゴを演奏する目的で集い、成増の小さなミュージック・バー
「On The Railroad」で生まれ育つ。『終わりは新しい音楽の始まりー』そんなサウンド
を目指すという思いをこめ「LAST TANGO」と命名し、2011年バンドとして正式に船出
を果たす。単身ブエノスアイレスに渡りフェルナンド・スアレス・パス氏のもと研鑽を積み
さらに現地でソロアルバムも制作した、情感溢れるバイオリンの柴田奈穂を筆頭に
アコーディオンには旅を愛し、その圧倒的なパフォーマンスでオーディエンスを魅了し続ける
田ノ岡三郎。ギターには、かつて志賀清氏や藤沢蘭子氏のバンドに在籍経験を持ち
ストイックでありながら香り高い音色を持つ江森孝之。ベースにご機嫌なサウンドでビートを支え
上々颱風でも活躍する西村直樹。ボーカルには、「LAST TANGO」の発祥の地である
「On The Railroad」の歌姫マヤン。
さらにオリジナリティ溢れるサウンド目指し、日々深化中!!
どんなに強く抱きあっても残る女と男のスキマに
音楽がはさみこまれマサツが生まれる
それは恋とか愛とかを越えて揺れる 下田逸郎
非常にリリカルなサウンド。
その中に、ある時は艶やかに、ある時は激しく、躍動する音楽・・・
いいバンドだと思う。 中西俊博
2014年 3/13(木)Tokuzo tel: 052-733-3709
http://www.tokuzo.com everevo@tokuzo.com
18:30open 19:30start
前売¥3,000 当日¥3,500
LAST TANGO
[柴田奈穂(vln)田ノ岡三郎(acc)
江森孝之(g)西村直樹(b)マヤン(vo)]
LAST TANGO 座談会
引用 http://www.radio-zipangu.com/z_webshop/image/Lasttango_taidan/lasttango_page1.html
柴田:さて今回リリースされるアルバムは、ラストタンゴにとってのファーストアルバムになるんですけど、最初に録音しようって言ってくれたのは江森さんでしたよね。 江森:あの時は、気軽に考えてたし、まさかこんな風にちゃんとしたアルバムになって世に出ることになるとは思ってなかったけどね。 一同(笑) 柴田:そう、最初はバンドの結束力を高めるために録るっていうのが目的でしたね。このバンド編成も少し変わっているので。 田ノ岡:そう、普通タンゴって言ったらバンドネオンじゃないですか。僕なんかアコーディオンですから。 | |
柴田:あと、このバンドにはピアノがいない!アルゼンチンタンゴってピアノの存在感がものを言ってるバンドが多いでしょ。 田ノ岡:ピアノがサウンドのボトムになってますよね。 柴田:はい。リズムもピアノが支配してるところが大きいですけど、江森さんそのあたりはギター弾いててしんどくないですか? 江森:いや、その分面白いかなって。たいがいピアノがいると、大きくピアノに委ねられるから、そういう時はギターはあんまり入る隙もないし。難しいけど、その分面白い。ま、タンゴってフォーマットで言うとどうなんだっていうところは分からないところもあるんだけど。 柴田:ただ、最初の五曲を録り終えた時点で、すごく自然に良いものができて、ピアノがいないことなんて全く気にならなかったんです。それでその時にエンジニアの 徳毛さんがこのバンドのメンバーのこと、飲み屋に集まった仲間にしか見えないって言ったんですけど、なんだか最高の褒め言葉に感じちゃって。(笑) 田ノ岡:それ、本当ですもんね(笑)僕も飲み屋に遊びに行くような感じで最初ライブに行きましたし。 それで、今やラストタンゴのホームとも言えるそのハコ、成増のレイルロードという素晴らしい店の熱いお客さんに育てられましたね。 柴田:そうですね。すごく応援していただいたし、バンド名の名付け親はこのお店のオーナーだし! 田ノ岡:日本だとジャズとか、タンゴとかアカデミックな匂いのするものって難しい顔をして聞く人が多いじゃないですか。 だけど、パリに行った時に感じたのは、日本でアカデミックとされている音楽聞くときもほんとに楽しみに来てるイメージがあって。そういう意味では成増は日本の中南米、感覚は世界基準です! 江森:ブエノスナリマス。 一同 (笑) | |
田ノ岡:世界で言えば、成増のレイルロードのお客さんの反応が普通。ロックコンサート以上に盛り上がってくれるし、でもしっかり聴いてくれてるし。 柴田:気楽に楽しんでくれてるのも、本当に嬉しいですよね。 田ノ岡:だから柴田奈穂というタンゴバイオリニストと一緒に演奏するということにおいても、垣根がそこで取っ払われたりしてるんですよ。タンゴってどっちかっていうとテクニシャンがやる音楽っていうイメージがあったので。 特にヌエボタンゴって言われてるものはね。 江森:クラシックっぽい面もあるもんね。伝統的な格式を重んじる面もあるというか。 田ノ岡:はい。それが全然違うアプローチで素晴らしいメンバーと一緒にやれるのがすごく嬉しくて。ラストタンゴって伝統的なタンゴやる人たちなのかなって思う人もいるのかもしれないけど、それで、聴いて騙されてほしいな。 江森:うん。そうだね。うまいこと崩していきたいね。崩すっていうのも実は難しくてさ、ただ崩せばいいってものでもないし、規格にあてはまるのも嫌なんだけど、 一応タンゴっていうキーワードがあってメンバーが集まってるわけだから、それはどっかにエッセンスとしてないとだめだと思うし、聴いてる人が感じてもらわ ないと意味がないしね。 | |
田ノ岡:こういうメンバーじゃないと崩せないですよ。 江森:うん、そうかもね(笑) 柴田:どんなところにでもフレキシブルにいける人じゃないと。 江森:それで、いろんなことやってるようで、実はこれしかできないよっていう部分もあったりしてさ。 柴田:それってそれぞれの個性につながるところでもありますよね。 江森:カッコ良く言えば、その人のスタイルだよね。 柴田:それぞれが自分のやり口で歌っていくことが生き生きしたものを生むことにもつながってるのかも。 江森:そう思うよ。それをみんなが気に入ってくれたらそれが一番嬉しいよ。そういう意味じゃ今回は好き勝手やったからね(笑) 田ノ岡:それで、みんなボトムにもフロントにもいけるじゃないですか。役者が揃ってるって言うか。 柴田:出入り自由ですよね。 田ノ岡:今日ここには来てないですけど、上々颱風のベーシストでもある西村直樹さん、フロントの要素むちゃくちゃありますから。 柴田:そう、それでそもそも西やんがいないと始まらなかったしね。 田ノ岡:精神的支柱。 柴田:うん、彼が真ん中に立ってメンバー集めてくれたところもありますしね。 田ノ岡:だって最初は西村さんリーダーで、奈穂ちゃんと僕と三人でちょっとライブやろうって言ってくれたので来てみたら、その会場には江森さんがいたっていう。 柴田:なぜか(笑) | |
江森:西やんがうちにきて、「江森さん今度タンゴやるんで、タンゴの譜面貸してよ」って言うから、「いいよ、いつやるの?」って。で、聞いたら会場も近所だし、僕も昔ちょこっと弾いたことがあるので、じゃあやらしてよって。懐かしかったし。 柴田:ちょこっとじゃないですよね、江森さん。 江森:まあ、たまたま、大御所的なところにいさせてもらったことがあるっていう。 柴田:志賀清さんとか藤沢嵐子さんって言ったら、もう大先輩ですよ。 江森:その頃はタンゴの世界のこともよく知らなかったから、今考えてみたらびっくりするような経験しちゃったわけだけどね。 もうちょっとちゃんとしとけば良かった(笑) |
続きはhttp://www.radio-zipangu.com/z_webshop/image/Lasttango_taidan/lasttango_page1.html